外壁塗装の費用相場はどれくらい?金額に影響を与える要素や高額になるケースを解説 | 【横浜・鎌倉エリア】優良な屋根外壁塗装業者の選び方
外壁塗装
外壁塗装の費用相場はどれくらい?金額に影響を与える要素や高額になるケースを解説
公開:2023.11.29 更新:2023.11.29目次
外壁塗装の費用相場はいくら?住まいの坪数ごとで金額は異なる
坪数ごとの費用相場
外壁塗装の坪数ごとに費用相場は業者によって異なります。これは神奈川県のある悪徳業者の話なのですが、相場価格よりも高い金額を提示し、値引き後に相場価格よりも割高になるという例です。
このような悪徳業者がいることも踏まえて、適正な費用相場を把握しておくということは大切なことです。業者によっても費用は多少前後するので、大まかな坪数ごとの費用相場をご紹介しますので、参考にしてください。
10坪40㎡ 約20~40万円
20坪79㎡ 約40~70万円
30坪119㎡ 約60~100万円
40坪 158㎡ 約80~130万円
50坪 198㎡ 約100~160万円
60坪 238㎡ 約120~200万円
70坪 277㎡約140~230万円
100坪 396㎡ 約200~320万円
出典元:リショップナビ「【2023年最新版】外壁塗装の坪数ごとの費用相場は?単価・適正価格を知ろう!」
塗装面積により相場が変動
坪数ごとの費用相場についてはご紹介しましたが、今度は塗装面積による費用相場です。といいますのも、外壁塗装の価格は塗装面積に左右されるからです。
そこで、概算の塗装面積を計算する際に、全体の外壁面積から窓などの塗装しない面積を差し引く計算方法をご紹介しますので、参考にしてください。
なお、建物には1階建だけでなく、2階建や3階建もあります。こうした全てのフロアーを合計した延床面積に1.2という係数をかけるとおおよその外壁面積を導き出すことができます。ただし、一般的には、計算して導き出した表をもとに費用を計算します。その表が以下になります。
坪数 | 延床面積 | 塗装面積 | 坪数 | 延床面積 | 塗装面積 |
20坪 | 66㎡ | 73〜112㎡ | 60坪 | 198㎡ | 218〜337㎡ |
30坪 | 99㎡ | 109〜168㎡ | 70坪 | 231㎡ | 254〜393㎡ |
40坪 | 132㎡ | 145〜224㎡ | 100坪 | 330㎡ | 363〜561㎡ |
50坪 | 165㎡ | 182〜281㎡ |
屋根の塗装の有無も大きく相場に影響を与える
近年は、昔ながらの瓦屋根の木造住宅がほとんど建てられることはなくなりました。そのため、各ハウスメーカーが建てる木造住宅は、ほとんどが瓦屋根ではなく、セメントが主成分のスレート屋根です。このスレート屋根の場合、定期的に劣化や雨漏れ対策の塗装が必要になります。
これらの理由から、外壁塗装と合わせて屋根塗装を依頼するケースも多くなっています。この屋根塗装の費用相場は、外壁塗装に30~40万円プラスするのが一般的です。
外壁塗装は相場通りにならない?費用を左右する主な要素を解説
塗料の種類と使用する色の数
塗装費用の相場は、すでにご紹介したような塗装面積だけでなく塗料の種類によっても左右されます。なぜなら塗料の種類によって、耐久年数が変わるからです。そこで、大まかな塗料の種類や特徴・耐久年数をご紹介します。
アクリル塗料は、アクリル樹脂を主成分とした塗料で、塗装に使用した際の耐久年数は3~8年です。その他にも、ウレタン塗料やシリコン塗料・フッ素塗料などがあります。中でもフッ素塗料は、フッ素樹脂を配合した塗料で耐久年数が12~20年もあるのでその分高額です。
また塗装に使う色の数ですが、外壁塗装は1色のみだけでなく2色のときもあります。さらには、シリコン塗料とフッ素塗料など複数の塗料を使用するケースもあります。
外壁の素材
外壁の素材は、昔ながらの木材だけでなくモルタルやサイディング・軽量コンクリートを使用しているケースもあります。例えばサイディングや軽量コンクリートなどを使用している外壁は、目地の劣化が目立つため目地にコーキングで補修するという作業も伴います。したがって補修作業が必要な外壁は、その分費用も割り増し価格となります。
住まいの階数と付帯物の有無
外壁塗装は、1階だけならハシゴだけで済みますが、2階3階となるとそうはいきません。その場合、足場を組む必要があります。こうした足場を組む必要がある住宅は、その分割り増し料金がかかります。
また外壁塗装は、壁材部分だけでなくシャッターや雨戸・雨どいなど様々な付帯物が加わります。こうした付帯物の多い作業は、塗装面積が少なくても高額になる可能性があります。
外壁塗装は相場を超えることもある!金額が高額になるケース
外壁の劣化が進んでいる場合
外壁塗装は、木材ならその上から色付きの防腐塗料を塗るだけです。しかし、サイディングや軽量コンクリートの外壁は、外壁塗料だけでなく、目地のコーキングが劣化してひび割れしているケースがあります。そんなときは、コーキングによる補修作業が必要です。
補修費用としては、古いコーキングを取り除くのに1~3万円の費用が発生します。その後、新しいコーキング補修作業に900~1,200円/㎡の費用を見積もっておく必要があります。
その他にも、モルタルが外壁に使われているケースがあります。このモルタルは、コンクリートが主成分であるため、大きなひび割れが発生しやすくなります。中には、壁一面に斜め方向にひび割れが入っており、モルタルが今にも剥げて崩れ落ちてきそうな場合もあります。そんな場合には、モルタルとよく似たセメント系の成分で補修する必要があります。
悪徳な業者に依頼してしまった場合
今回ご紹介したように、外壁塗装の費用は、塗装面積や塗料の種類、補修箇所などによって決まります。ですから業者ごとに多少の価格差はありますが、極端に割高な見積もりをしてくるような業者はお断りすべきです。そうした対策のためにも、いきなり作業依頼をするのではなく、事前に費用の見積もりを提示してもらうようにするのがベストです。
また、見積もり額が妥当かどうかを判断するためには、1社だけでなく、2社か3社から見積もりを取ることで、比較検討し、適切な費用を把握することができます。
ハウスメーカーや下請けを起用する業者より専門業者の方が安くなりやすい
誰もが知るような有名なハウスメーカーも多いので、安心して比較検討をせず依頼をしてしまうかもしれません。しかし、ハウスメーカーの塗料は、一般的な塗料よりも割高になりやすい傾向があります。これは、ハウスメーカー独自の塗料を使用しているケースが多いためです。よく似た例として車の塗料がそうです。トヨタや日産など独自の塗料を使用しているので、同じホワイト色でも微妙に色が異なります。
あるいは、ハウスメーカーは下請け業者に依頼することもよくあります。その場合、中間マージンが発生するため、どうしても割高になりやすいといえます。そうしたことからも一般的な塗装を専門にする業者に依頼したほうが無難です。
外壁塗装の費用は、住宅の坪数や塗装面積、塗料の種類、外壁の素材、屋根の塗装の有無、付帯物の有無などによって変動します。業者によって価格が異なることもあるため、適正な費用相場を知っておくことが重要です。
また、外壁の素材や屋根の塗装も費用に影響します。塗料の種類や使用する色の数も価格に影響を与えます。住宅の階数や付帯物の有無も費用を左右することも念頭においておきましょう。
注意すべき点として、悪徳業者に依頼すると高額になる可能性があるため、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。また、ハウスメーカーや下請け業者よりも専門業者に依頼する方が費用を節約できることもあります。 いくつかの業者に見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。