経年変化で屋根に雨漏り?安価に施工できるカバー工法とは | 【横浜・鎌倉エリア】優良な屋根外壁塗装業者の選び方
外壁塗装
経年変化で屋根に雨漏り?安価に施工できるカバー工法とは
公開:2024.07.29 更新:2024.07.29雨漏りの原因には、経年変化、施工不良、自然災害が考えられます。経年変化では塗料の劣化により隙間ができ、施工不良は防水シートやシーリングのミス、自然災害では台風などで屋根材が損傷するといったことが起こりえるからです。
屋根の修繕方法はいくつかありますが、既存の屋根の上に新しい屋根を重ねる屋根カバー工法を選ぶと、コストを抑えつつ、アスベストの飛散も防げます。遮熱性の向上も期待できるため、リフォーム費用を低く抑えることが可能です。
目次
事前に手入れを!雨漏りが起こる原因とは?
神奈川県において、雨漏りを引き起こす要因はいくつか挙げられます。例えば、経年変化、施工不良、自然災害などがそれにあたります。こちらでは、雨漏りを引き起こす要因について解説します。
◇経年変化
雨漏りを引き起こす要因のうち、経年変化が占める割合は最も大きいとされています。使用する塗料などにもよりますが、外壁塗装の耐久年数は10年ほどであるといわれており、紫外線や雨風などにより、徐々に劣化が進行していきます。
劣化が進行してしまうと、隙間が生じてしまうおそれがあり、その隙間から雨水が侵入することにより、雨漏りが発生してしまいます。
◇施工不良
住宅を新築する際や、外壁塗装・大規模リフォームなどを行う際に、意図的ではないとしてもミスが起こりえます。防水シートやシーリングに施工不良が生じたことから、雨漏りにつながるケースもあります。
施工不良や手抜き工事を避けるためにも、知識や技術力に乏しい業者と感じた場合は十分に検討が必要です。
◇自然災害
台風などの自然災害により、屋根材のズレや破損、塗装の剥げといったダメージを負ってしまい、雨漏りを引き起こす要因となるおそれがあります。特に劣化が進行している屋根の場合はダメージを負ってしまう可能性が高いため、十分な注意が必要です。
火災保険で雨漏り修理できる場合とは?
加入されている保険の種類にもよりますが、雨漏りの修理に保険が適用される可能性があります。しかし、適用条件や注意点がいくつか挙げられるため、十分な注意が必要です。こちらでは、火災保険で雨漏り修理できる場合について解説します。
◇自然災害なら保険が適用できる
台風、竜巻、防風、強風、旋風といった強い風、大雪、雪崩、雹などによる自然災害が原因の雨漏りであれば、保険が適用される可能性があります。しかし、劣化が進行していた場合は経年変化によるものと判断されてしまうおそれがあり、必ずしも保険が適用されるわけではありません。
◇保険の種類によっては受け取れない場合も
加入されている保険の種類により、修理費用が一定の金額に満たない場合は保険金を受け取れない可能性があります。
あらかじめ、自己負担額を決定しておく「免責方法」の場合、設定していた自己負担額よりも損害額が少ない場合は保険金を受け取れません。また、「損害額20万円以上型」の場合、損害額が20万円以上の場合にかぎり、保険金を上限まで受け取れます。
保険会社によって採用している種類が異なるため、火災保険に加入される際は上記のいずれのタイプであるかを確認しておくと安心です。
既存の屋根を残す屋根カバー工法とは
屋根カバー工法とは、既存の屋根材の上から新しい屋根を被せる工法のことを指します。どのような工法なのかを詳しく解説します。
◇屋根の寿命は20~30年
近年、多くの新築戸建て住宅で採用されているスレート屋根の耐用年数は20~30年ほどといわれています。なお、耐用年数を超えた場合は屋根のリフォームを行う必要があります。
従来、屋根のリフォームは既存の屋根を撤去し、新たな屋根を乗せ変える葺き替えという方法が一般的でした。しかし、葺き替えは費用が高額となる可能性が非常に高く、費用を抑えつつ、葺き替えに変わるものとして、次にご紹介するカバー工法が開発されたのです。
◇カバー工法とは
カバー工法は、既存の屋根の上からルーフィング(防水紙)を貼り、その上から軽い金属の屋根を張る工法です。葺き替えとは異なり、既存の屋根の撤去や処分を行う必要がないため、葺き替えと比較すると、費用を安く抑えられる可能性が高まります。
しかし、カバー工法はすべての屋根に対応しているわけではないため、既存の屋根の素材や状態によっては施工を受けられない可能性があります。
アスベスト対策にもなるカバー工法の利点
カバー工法を施すことにより、さまざまな利点が得られます。例えば、遮熱性の向上が期待できる、施工費用が安いなどがそれにあたります。
◇遮熱性が向上
カバー工法を施すことにより、遮断性の向上が期待できます。その理由として、カバー工法が施された住宅は屋根が二重となり、屋根そのものの厚みが増すためです。これにより、遮断性だけではなく断熱性の向上をも期待できます。
なお、カバー工法で使用される金属屋根にはさまざまな種類があり、使用される屋根材により、得られる効果は異なります。
◇費用が安い
カバー工法の大きな利点のひとつとして、葺き替えと比較すると、施工費用を大幅に抑えられる可能性が高い点が挙げられます。
従来、一般的とされていた葺き替えの場合、150~200万円ほどが費用の相場とされています。一方、カバー工法では90~190万円ほどが費用の相場とされており、葺き替えと比較すると、費用が低減する傾向にあります。
また、既存の屋根に健康被害を引き起こす可能性があるとされているアスベストが含有されている場合、葺き替えを行うと、費用がさらに高額となります。しかし、カバー工法の場合は屋根を撤去する必要がないため、費用を抑えられるだけではなくアスベストの飛散をも防げます。
雨漏りの主な原因には、経年変化が挙げられます。外壁塗装や屋根材は使用する塗料や素材により、数年で劣化が進行します。紫外線や雨風によって塗装が劣化し、隙間が生じることで雨水が侵入し、雨漏りが発生します。
この他に、施工不良による屋根や外壁の不具合や、台風や大雪などの自然災害によって屋根材がずれたり破損したりするケースも見られます。特に既に劣化が進んでいる屋根は、これらのダメージを受けやすく、雨漏りのリスクが高まります。
雨漏りの修繕方法のひとつに、屋根カバー工法があります。既存の屋根の上に新しい屋根を重ねる方法で、既存の屋根を撤去する必要がないため、リフォーム費用を抑えられます。また、屋根の厚みが増し、遮熱性や断熱性の向上が期待できます。従来の葺き替え工法と比較して、施工費用を低く抑えられるのも大きなメリットです。