DIYで家を綺麗にしたい！外壁塗装のリスクやポイントも紹介 | 【横浜・鎌倉エリア】優良な屋根外壁塗装業者の選び方

外壁塗装

DIYで家を綺麗にしたい！外壁塗装のリスクやポイントも紹介

公開：2024.05.28　更新：2024.05.28

外壁塗装はDIYでも可能ですが、正しい手順を理解し、適切な準備をすることが必要です。手順には足場設置、下地処理、そして塗装の三段階が含まれ、専門的な知識と技術が求められます。

DIYの利点は費用を大幅に節約できる点ですが、汚れの除去の困難さ、施工不備、高所作業のリスクも伴います。外壁塗装の専門業者に依頼することで、作業の安全性が保証され、塗装が長持ちし、資産価値の維持にもつながります。

外壁塗装はDIYできる？手順や利点も紹介

神奈川県でも、塗装費用を抑えたい場合や、塗装業者が見つからないといった理由で検討している方がいるかもしれません。外壁塗装をDIYで行うことは可能です。ただし、始める前に工程や手順を理解しておく必要があります。

◇外壁塗装は可能！DIYの手順

外壁塗装を自身で行う場合、手順を理解しておく必要があります。外壁塗装の手順は、塗装業者とDIYで違いはありません。ここでは外壁塗装業者が行う大まかな工程を解説します。

1.足場設置
安全かつ高品質な塗装を行うために足場を設置します。なお、法律で2m以上の高所作業では足場の設置が義務付けられており、国家資格を取得した人しか足場を設置できません。また、足場とともに養生を行い、塗料が周囲へ飛散するのを防ぎます。

2.下地処理
外壁洗浄、クラック補修、コーキング補修、ケレン作業を行います。汚れや破損部分が残ったままでは、塗料が十分に付着せず、塗りムラや剥がれなどが生じやすくなるためです。

3.塗り
一般的には「下塗り」「中塗り」「上塗り」で3回の塗りを行います。いずれも塗り終わったら1日以上かけて乾燥させます。

◇外壁塗装DIYの利点

外壁塗装をDIYする最大のメリットは、費用を節約できる点です。外壁塗装の費用相場は、30坪の住宅で約100万円です。DIYなら塗料と機械を購入するだけなので費用を約50万～60万円まで抑えられます。

費用の内訳は次の通りです。

・上塗り：約35万円
・下塗り：約10万円
・高圧洗浄機：約3～5万円

外壁塗装をDIYするリスクとは？

外壁塗装は専門知識と技術が求められるため、外壁塗装をDIYする際はリスクが伴います。主なリスクは、汚れの除去が難しい、不備が出やすい、高所作業による危険性の3つです。

◇汚れの除去が難しい

外壁を塗装可能な状態にするために、最初に高圧洗浄機を使って汚れを除去しますが、汚れや古い塗膜が残ったままでは、新しい塗料がしっかり付着しません。外壁の状態によっては、スクレーパーで古い塗膜や錆を削り落とす作業も必要です。

また、高圧洗浄機には家庭用と業務用があり、家庭用は2～8MPaで業務用は16MPaで水圧に大きな差があるため、汚れが頑固な場合は、家庭用の高圧洗浄機では汚れが落ちない可能性があります。

さらに、高圧水流は誤って触れるとケガをしたり、家を傷つけたりする危険があるため、取り扱いに注意が必要です。

◇不備が出やすい

外壁塗装には、専門的な知識と高い技術が必要です。例えば、塗料を乾燥させるには、溶剤を揮発させたり水分を蒸発させたりするため、乾燥時間は湿度や気温を考慮しなくてはいけません。

塗装の知識が乏しいと、外壁の状態を悪化させる可能性もあります。外壁塗装をDIYした結果、外壁に不備が出てしまうことがよくあります。

◇高所作業による危険性も

外壁塗装は高所作業を伴います。高い場所で塗料を往復させる動作が続くため、慣れていない人にとっては非常にきつい作業です。特に、上を見て作業をしているときは、足を踏み外しやすく、落下して頭を打ったり捻挫したりする危険があります。

DIYのポイントは？外壁塗装業者へ依頼した方が安心！

DIYで外壁塗装をきれいに仕上げるためには、成功させるためのポイントを押さえておくことも重要です。十分な時間と技術力がなく不安を感じる場合は、外壁塗装業者へ依頼することをおすすめします。

◇DIYを成功させるポイント

DIYを成功させるためのポイントは、次の3つです。

・洗浄をしっかりと行う
塗装面に汚れが残っていると塗料の密着性が下がり、耐用年数が短くなってしまいます。外壁塗装を長持ちさせるためには、汚れをしっかりと落とすことが重要です。

・養生を手抜きしない
養生を適当に行うと、塗装に集中できずに失敗するリスクが高まります。近隣住人の住まいに塗料が飛ぶ可能性もあるため、養生は手抜きせず行いましょう。

・高所での作業は安全第一で行う
高所作業をする際は、足場を十分に固定し、安全ベルトやヘルメットを装着して安全を確保します。2階以上の高所や屋根の塗装は危険を伴うため、業者に依頼したほうが安心です。
◇プロへ依頼が安心
外壁塗装は複数の工程が多く含まれているため、塗装の経験がないと大変な作業となることが少なくありません。外壁塗装の仕上がりも、経験を積んだ職人のほうがより確実なものとなります。専門業者に依頼すれば、塗装だけでなくヒビ割れや雨漏りなどを補修してもらえるメリットもあります。

外壁塗装をプロへ依頼するとより長持ちしやすくなる

外壁塗装をプロに依頼すると、DIYより費用は高くなってしまうのは事実です。しかし、プロに依頼すれば、外壁塗装の仕上がりがよくケガをする危険がなくなるだけでなく、塗装が長持ちし資産価値を維持できるメリットも得られます。

◇塗装が長持ちしやすい

最近では、ホームセンターやインターネットなどで簡単に塗料を購入でき、耐久年数の高い塗料を手に入れられます。しかし、耐久年数の高い塗料を使ったからといって、適切な塗装手順を守らなければ、塗装の色つやを長期間保つことは困難です。

塗料の機能性を最大限に発揮するためには、攪拌時間、塗装回数、乾燥期間などが重要であり、そのため専門知識が求められます。また、まとまった休暇が取れず、下塗りから上塗りまで時間が経過しすぎたり、雨が降ったりしてしまうと、下塗りの密着性が低下することも考えられます。

塗装の耐久性を重視するなら、経験豊富なプロに任せたほうが安心です。

◇資産価値の維持にもつながる

外壁塗装をすると、今まで気づかなかった、屋根や外壁のヒビ割れを発見することもあります。外壁にヒビ割れがあると、そこから雨水が入ってきて建物が腐食したりシロアリが発生する原因になったりします。

リフォームも行う塗装業者に修理も一緒に依頼すれば、足場を一度組むだけで済むため、修繕費用を安く抑えることが可能です。不動産査定では、見た目も査定額を左右します。プロに任せて、建物の状態を維持しておくことは、資産価値の維持にもつながります。

DIYでの外壁塗装の利点は主に経済的なもので、一般的に30坪の家で約100万円かかる費用を半分以下に抑えることが可能です。しかし、この作業には専門的な知識と技術が必要であり、高圧洗浄から始まる下地処理、適切な塗料の選定と塗装技術が求められます。

作業中には、塗料がしっかりと密着しない、塗りムラや剥がれのリスクがあり、高所での作業による事故の危険も伴います。不慣れな作業はリスクを高めるため、外壁塗装を専門業者に依頼することが一般的には推奨されます。

専門業者に依頼する利点は、単に時間と労力を節約できるだけでなく、塗装が長持ちし、プロフェッショナルな仕上がりが期待できる点にあります。さらに、専門業者は塗装以外にもヒビ割れや雨漏りの修理を行い、全体的な建物のメンテナンスを通じて家の資産価値を高めることができます。