神奈川で外壁塗装!塗り回数は何回がベスト? | 【横浜・鎌倉エリア】優良な屋根外壁塗装業者の選び方
外壁塗装
神奈川で外壁塗装!塗り回数は何回がベスト?
公開:2024.04.29 更新:2024.04.29神奈川で外壁塗装を考える際、塗り回数は重要な検討ポイントです。一般的には、外壁塗装では下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本とされていますが、これには建物の耐久性や美観を保つための理由があります。特に神奈川の気候条件に合わせて適切な塗り回数を選ぶことが大切です。
目次
外壁塗装の塗り回数は?
外壁塗装の塗り回数は、重要なポイントです。一般的に、外壁塗装では下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本とされています。しかし、この「3回塗り」という言葉には、具体的な意味や理由があることを知ることが重要です。
◇3回塗りが基本
大手メーカーによる外壁塗料は基本的に三度塗りで最も耐久性を発揮できるよう作られています。そのため下塗り、中塗り、上塗りと三回塗ることは外壁塗装において基本的な事項です。
さらにこれに加えて耐久性を求める場合や模様をつけたりする場合には、四度塗り、五度塗りとなる塗料も存在します。
◇各塗装の役割
下塗り、中塗り、上塗りについて詳しく解説します。まず下塗りは何年にもわたる耐久性を維持するために必要不可欠な工程です。下塗りではシーラーやプライマーなどといった塗料を用いますが、どの塗料を使用するかは外壁の材質や劣化状態、次に塗る上塗り塗料によって決められます。
下塗りを行うことで壁に塗装された既存塗膜の効果を消すことができ、上塗り塗料の外壁への密着性が高まります。次に下塗りの乾燥を終えた後施行されるのが中塗りと上塗りです。
中塗りは色を付ける最初の仕上げ塗装です。色の付与だけでなく、耐候性や防水性、カビやコケの抑制など、塗料の特性を引き出す役割も持ちます。通常、中塗りと上塗りでは同じ色が使われますが、大型構造物では検査や耐久性を確保するために異なる色を使うこともあります。
最後に、上塗りは最終的な仕上げを行います。この工程では、塗装面に均一な厚みを持たせ、美観や耐久性を確保します。特に、2回目の上塗りは、塗布量を補い、色のムラを防ぐ役割を果たします。
このように、外壁塗装の3回塗り工程は、塗料の適切な密着と厚みを確保し、建物を長期間美しく保つための重要な工程です。
塗り回数の不足で生じる不具合
画像出典先:フォトAC
外壁塗装において、十分な塗り回数を行わないとさまざまな不具合が生じる可能性があります。不十分な塗り回数は、塗膜の薄さや均一性に関する問題を引き起こし、耐久性や美観に影響を与えます。
◇塗膜の劣化が早まる
塗り回数の不足が原因で剥がれや色ムラ、色褪せが生じることも少なくありません。これらの現象が起きると建物の外観には古びた印象を与えることとなります。さらに外壁塗装の耐久年数を維持することは難しくなり、雨漏りなどの不具合が起きてしまう可能性があります。
◇再塗装のサイクルが早まる
塗り回数の不足によって塗膜の劣化が早まると、耐久年数は短くなります。その結果本来なら10~15年に1回で済む再塗装のタイミングが早まることに注意が必要です。外壁塗装にかかるコストは30坪でも60~100万円と高額になることから、再塗装のスパンが短くなることでランニングコストにも影響を与えるでしょう。
外壁塗装で適切な塗り回数を確認する方法
外壁塗装で適切な塗り回数の施工を行なっているかを確認するには、契約前と施工している作業中に確認することができます。
◇契約前に塗り回数を確認
まず契約前の業者を選定する時点で、塗り回数を確認しておくことが重要です。業者の中にはメーカーで推奨されている三度塗りを行わず、安いコストを売りにする悪質な業者もあるのが現状です。
そのため契約にあたり事前に塗り回数を確認することは、より品質の高い業者を見極めることにも繋がります。
◇見積書や工事工程表で確認
契約時には見積書と工事工程表が提示されます。見積書に記載される内容から、塗料名や塗り回数を確認することが可能です。そのため塗料に対して適切な塗り回数を行われているかを、契約を結ぶ時点で確認しましょう。
また工事工程表では具体的に下塗り、中塗り、上塗りそれぞれの工程をいつ行う予定なのかが提示されます。特に塗装作業が1〜2日と短期間で完了する予定の場合、下塗りを省いたり適切な乾燥時間を確保していない可能性があるので注意が必要です。
◇作業中に直接確認
契約後、実際に施工されている建物を撮影して記録を残しておくことで、下塗りを省かれるなどのトラブルの防止に繋がるでしょう。また下塗りは通常、白か透明の塗料を塗るため確認しやすいのが特徴です。
一方で中塗り、上塗りで用いられる仕上げ塗料は通常同じ塗料を二重で塗装することから、本当に二度塗りをされているのか素人では見極めが困難です。そこで中塗り、上塗りの塗料の色に微妙な差をつけておくことで、視覚的に二度塗りを確認することが可能となります。
信頼できる業者を選んで塗り回数トラブルを回避
大切な住まいの外壁塗装を依頼する上で、信頼できる業者を選ぶことはとても重要です。
信頼できる業者に依頼することで、トラブルなくより品質の高い施工を行うことができます。
◇優良業者を選ぶには
神奈川で優良業者を選ぶ際には、知人や家族の紹介を介さないで選ぶことがポイントです。
なぜなら紹介の場合はお金の持ち逃げなどのリスクは減るものの、品質が良いとは限らず仕上がりに満足できない場合に指摘しづらいというデメリットがあるからです。
そのため業者を選ぶ際には、特に一級塗装技能士などの国家資格を持っているかに注目すると良いでしょう。また品質に関して、業者が三度塗りを行う重要性や工程を正しく理解しているかも見極める必要があります。
◇アフターフォローやスタッフの対応も確認
アフターフォローを何年間保証しているかは業者によって異なるので注意が必要です。特に悪徳業者の場合は施工後のアフターフォローがない場合や、連絡がつかなくなってしまう場合も少なくありません。
そのため業者を選ぶ場合には必ず、契約前にアフターフォローの内容を確認しておきましょう。またアフターフォローをスムーズに受けるためにも、スタッフが問い合わせに対してどれだけ誠実に対応しているかについても契約前にチェックしておくと良いでしょう。
外壁塗装の塗り回数は、建物の外観や耐久性を左右する重要な要素です。一般的には、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本とされ、これによって塗料が適切に壁面に密着し、耐久性が向上します。
下塗りでは、壁面の劣化や汚れを除去し、塗料の密着性を高めるための下地処理が行われます。中塗りでは、色や特性を与え、耐候性や防汚性を向上させます。そして上塗りでは、最終的な美観や耐久性を確保するための仕上げが施されます。
これらの工程を十分に行わないと、塗膜の劣化や剥がれ、色ムラ、再塗装の必要性の早まりなどの不具合が生じる可能性があります。そのため、業者選定時には塗り回数や施工工程を確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
また、施工中には作業の進捗を確認し、アフターフォローやスタッフの対応も含めて慎重に検討することが求められます。しっかりとした塗り回数と丁寧な施工によって、建物の外観を美しく保ち、耐久性を確保することが可能です。