神奈川で屋根塗装の助成金が出る地域は?屋根塗装を行う時期の目安 | 【横浜・鎌倉エリア】優良な屋根外壁塗装業者の選び方
屋根塗装
神奈川で屋根塗装の助成金が出る地域は?屋根塗装を行う時期の目安
公開:2024.02.29 更新:2024.03.05神奈川で屋根塗装を検討しているなら、住んでいる地域の助成金制度について知っておくとよいでしょう。
神奈川で屋根塗装の助成金が提供される自治体は複数あります。例えば、愛甲郡愛川町や足柄上郡大井町、海老名市、座間市などです。これらの助成金を活用することで、住宅リフォーム費用を軽減できるでしょう。
また、屋根塗装の適切な時期は、屋根材の種類により異なります。ひび割れや異なる感触、反り、腐食、カビ、色あせなどが見られる場合は早めの塗り替えが必要です。
目次
屋根塗装が必要なタイミングは?劣化のサイン
新築後に初めて屋根塗装の塗り替えを考えた場合、昔は10年が目安とされていましたが、最近では8年から10年とされています。この幅ができた理由のひとつは、屋根塗装の素材の種類が豊富になったからです。こちらでは、塗料ごとの塗り替えタイミングや、劣化のサインを紹介します。
◇屋根塗装の目安となる時期は?
屋根材に使われる主な素材と塗装の目安は以下のとおりです。
– トタン:7〜10年
– スレート:8〜15年
– セメント瓦:10〜20年
– ガルバリウム鋼板:10〜25年
– 粘土瓦:30年以上
セメント瓦やガルバリウム鋼板は10年以上もつのに対し、トタンやスレート屋根の場合は新築でも7〜8年程度で塗り替えが目安となります。一般的な屋根塗装の目安は、8年~10年です。また、2回目以降の屋根塗装については塗料の耐用年数で決まるため、上記の年数は参考になりますが、一般的には8〜15年程度で塗り替えるといわれています。また、傾斜がある屋根ではなく陸屋根の場合、さらに防水塗装を施す必要があり、その塗り替え時期は8〜13年程度が目安です。
屋根は屋外でしかも住宅の上部に位置しているため、直射日光や風雨の影響を受けやすい環境にあります。そのため、劣化のスピードが速く、約8年程度で屋根塗装を検討することが推奨されます。日ごろから屋根のメンテナンスに意識を向け、ダメージのケアも考慮することが重要です。これにより、自宅の寿命を延ばし、快適な生活を送ることができます。
◇見つけたら注意!劣化のサイン
屋根の劣化についてのチェックポイントは以下のとおりです。これらのチェック項目に2〜3つ該当する場合は、屋根の塗装を検討する必要があります。
・屋根にひび割れや破損が見られる
・触ったときに異なる感触やズレがある
・屋根が反っていて隙間が確認できる
・金属部分が腐食している
・日当たりが悪い箇所にカビやコケが発生している
・日差しの影響を受けやすい箇所の色あせが見られる
特にひび割れやズレ、反りは雨漏りのリスクが高いため、早急な対策が必要です。また、腐食やカビ、コケ、色あせなども放置すると劣化を早めるため、適切な処置が重要となります。
神奈川で屋根塗装の助成金が出る地域は?
画像出典先:フォトAC
屋根塗装を含む住宅関連の工事は一般的に高額であり、多くの家庭にとって負担となる場合も多いでしょう。そこで、国や各市町村では助成金制度を設けている場合があります。
◇愛甲郡愛川町 愛甲郡愛川町住宅改修補助金
条件
・愛川町内に親・子・孫などの三世代で同居すること。
※過去1年以内に転入先または転居先の住所で三世代同居をしていないこと。
・取得した住宅に3年以上居住すること。
・愛川町の町税を滞納していないこと。
金額
補助金額は住宅改修費用の1/2(上限40万円、千円未満切捨て)。
◇足柄上郡大井町 足柄上郡大井町三世代同居等移住定住促進補助金
条件
・世帯全員が町内に住民登録をしていること。
・町内に親、子、孫の三世代で同居すること。
・改修した住宅に5年以上居住すること。
・孫は中学生以下であること。
・世帯全員に町税などの滞納がないこと。
・世帯員全員が、同一の住宅について、この補助金交付申請を行っていないこと。かつ、移住・定住に係る当町の他の補助を受けていないこと。
・大井町暴力団排除条例第2条第1項第3号、4号に規定する暴力団員などでないこと、かつ、同条同項第5号に規定する暴力団経営支配法人などと密接な関係にないこと。
金額
上限20万円。
◇足柄下郡湯河原町 足柄下郡湯河原町住宅リフォーム等助成事業
条件
・湯河原町内の業者であること。
・町税などを滞納していないこと。
・第三者に対して全部の施工を委託、または請け負わせないこと。
・暴力団又は暴力団員に関係していないこと。
金額
工事費の10%(上限10万円)。住民登録なしの場合は、5%(上限5万円)。
◇海老名市 海老名市住宅改修支援事業補助金
条件
・住宅の所有者であること。※共有名義の場合は、共有者全員の承諾を得ている代表者であること。
・リフォーム工事の契約者であること。
・申請日において該当住宅に継続して1年以上居住していること。
金額
・一般住宅改修支援補助金は、工事費用(税抜)の1/5(上限20万円)。
・多世代同居住宅改修支援補助金は、工事費用(税抜)の1/5(上限30万円)。
◇小田原市 小田原市地域経済循環型住宅リフォーム支援事業
条件
・小田原市内在住で住民登録を行っており、当該住宅に居住していること。
・市税などの滞納がないこと。
・当該リフォームで他の公的補助制度などを利用していないこと。
・申請時点で着工前であり、2024年1月31日までに工事を完了し、住宅リフォーム完了報告書を提出できること。
・工事費が税抜で20万円以上であること。
・小田原市内施工業者に住宅リフォームを発注すること。
金額
5万円相当の商品カタログギフト(地場産品、食事券など)。
屋根塗装の費用を抑えるポイント
屋根塗装の費用は、一般的には約40坪の住宅で30万円から80万円ほどになります。住宅の長期的な維持管理費として必要不可欠なものですが、できるだけコストを抑えたいと思う人も多いでしょう。こちらでは、屋根塗装にかかるコストを抑えるポイントなどについて紹介します。
◇屋根塗装の費用を抑えるポイント
屋根の塗装にかかるコストを抑えたい場合には、以下のポイントに注目してみましょう。
外壁と屋根の同時塗装
外壁と屋根を同時に塗装することで、足場の組み立てなどの工程を一度で済ませることができ、10万円から20万円ほどのコスト削減が可能です。
塗料の選択
使用する塗料によって費用が大きく変わるため、安価な塗料を選べば、10万円から20万円ほど費用を抑えることができます。ただし、耐用年数も短くなるため、長期的な視野で選択することが重要です。
以下は主な塗料の平米単価と耐用年数の目安です。
・ウレタン塗料:平米単価1,500円、耐用年数5~7年
・シリコン塗料:平米単価2,000円、耐用年数6~12年
・遮熱塗料:平米単価2,500円、耐用年数10~12年
・フッ素塗料:平米単価3,500円、耐用年数8~15年
例えば、屋根面積が100m²の場合、平米単価の差が2,000円ならば、塗装費用に20万円の差が生じます。ただし、高価な塗料ほど耐用年数が長いため、長期的な視野で考える必要があるでしょう。
◇屋根塗装で省エネを実現するには
屋根塗装を行う際には省エネ効果も考慮すべきです。遮熱塗料は太陽光を反射し、室内の温度上昇を抑える効果があります。これにより、エアコンなどの冷房設備の使用頻度を減らし、電力消費量の削減が期待できるでしょう。さらに、遮熱塗料は耐用年数が長いため、長期的な視野でも経済的です。
屋根塗装のタイミングは、一般的には8年~10年が目安ですが、素材によって異なります。ひび割れや変な感触、反り、腐食、色あせなどは劣化しているサインですので、これらが見られた場合は早急な塗り替えが必要です。
神奈川県内では各市町村が屋根塗装に対する助成金を提供しており、制度を利用することで費用を軽減できます。また、費用を抑えるポイントとして、外壁と屋根の同時塗装や適切な塗料の選択が挙げられ、省エネ効果も考慮すべきです。遮熱塗料の使用は室内の温度上昇を抑えつつ電力消費を削減でき、長期的な維持管理費用の最適化に寄与します。