外壁塗装でウレタン塗料が適しているケースとは？特徴と他の塗料との違い | 【横浜・鎌倉エリア】優良な屋根外壁塗装業者の選び方

外壁塗装

外壁塗装でウレタン塗料が適しているケースとは？特徴と他の塗料との違い

公開：2024.02.29　更新：2024.02.29

神奈川で外壁塗装にウレタン塗料の使用を検討しているなら、適しているケースや特徴などを知っておくとよいでしょう。

外壁塗装において、ウレタン塗料が適しているケースはいくつかあります。ウレタン塗料は価格が手頃でありながらも、柔軟性や密着性に優れ、防水性も高いです。そのため、ベランダやバルコニー、屋上などの防水工事に適しています。

また、耐久性は10年ほどであり、一度にかかる費用を抑えられますが、定期的な塗り替えが必要です。紫外線への影響に弱いため、長期的な耐久性が求められる場合にはシリコン塗料の検討も必要になるでしょう。

ウレタン塗装とは？他の塗料との違い

外壁塗装で使用される塗料には、さまざまな種類のものがあります。一般的なものとして挙げられるのは、アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、ラジカル塗料、フッ素塗料、無機塗料の6つです。こちらでは、ウレタン塗装について、詳しくご紹介いたします。

◇ウレタン塗装

ウレタン塗装とは、ウレタン系樹脂（ポリウレタン）を主成分とする塗料を用いて行われる塗装方法のことを指します。化学薬品に対する強い耐性を持っていることに加え、住宅の外壁や床など、さまざまな場所での使用が可能な点がウレタン塗料の大きな特徴です。

また、ウレタン塗料はつや消しタイプとつやありタイプの2つのタイプのものがあるため、同じウレタン系樹脂を主成分とした塗料であっても、使用するものによって、仕上がりが大きく異なります。

◇他の塗料との違い

ウレタン塗料を用いて塗装を行う場合、1㎡あたり、1,500～2,000円ほどが費用の相場とされています。アクリル塗料を用いる場合は1㎡あたり1,000～1,500円ほど、シリコン塗料を用いる場合は1㎡あたり2,200～3,200円ほどが費用の相場です。ウレタン塗料はアクリル塗料よりは費用がかかるものの、シリコン塗料よりは費用を抑えた施工が可能であると言えるでしょう。

なお、耐久年数はウレタン塗料が10年ほど、アクリル塗料が5年ほど、シリコン塗料が10〜15年ほどとされています。使用する塗料によって必要となる費用や耐久年数は大きく異なるため、それぞれのメリットやデメリット、特徴などをよく理解した上で最適なものを選択されるとよいでしょう。

耐久性は低め？ウレタン塗料を選択する利点と注意点

アクリル塗料よりは優れているものの、シリコン塗料、ラジカル塗料、フッ素塗料、無機塗料と比較すると、ウレタン塗料の耐久性は低めであると言わざるを得ません。しかし、ウレタン塗料を使用することで得られる利点はさまざまです。

こちらでは、ウレタン塗料を選択する利点と注意点について、詳しくご紹介いたします。

◇ウレタン塗装を選択する利点

塗料の価格が安い

ウレタン塗料はアクリル塗料に次いで、安価な塗料として挙げられます。そのため、価格を抑えた施工が可能です。

柔軟性や弾性に優れている

ウレタン塗料は柔軟性や弾性に優れているため、温度変化や地震などによる膨張や伸縮を繰り返しても、塗装面にひび割れを起こしにくいとされています。

密着性が高い

ウレタン塗料は密着性が高いと言われているため、屋根や外壁だけではなくベランダやバルコニーの防水工事にも使用が可能です。

場所を選ばない

ウレタン塗料はさまざまな場所での使用が可能です。外壁や屋根の他にも、床、デッキ、フェンスといった幅広い場所に使用できます。

塗料の種類が豊富

ウレタン塗料には、油性のものや水性のもの、つや消しタイプのものやつやありタイプのものなど、さまざまな種類があります。目的や用途に合わせて、最適なものを見つけられるでしょう。

◇ウレタン塗装を選択する注意点

耐久性が低い

ウレタン塗料はアクリル塗料に次いで、安価であり、耐久性が低いとされています。そのため、住宅の性能や美観を保つためにも、10年に1～2度の頻度で定期的に塗り替えを行わなければなりません。

紫外線の影響を受けやすい

ウレタン塗料は紫外線の影響を受けやすいとされています。長期間、紫外線に晒されることにより、劣化や変色を引き起こす可能性が高いため、屋根や外壁に使用する場合は注意が必要です。

コストパフォーマンスが悪い

10年に1～2度の頻度で塗り替えを行わなければならないため、1度の施工にかかる費用こそ抑えられるものの、長い目でみるとコストパフォーマンスに優れているとは言い難いでしょう。

こんな場合はウレタン塗料がおすすめ

外壁塗装に使用する塗料には、さまざまな種類のものがあります。ケースによって、おすすめの塗料は異なってくるため、それぞれの特徴をよく理解し、目的や用途に合わせて、最適なものを選ぶことが大切です。こちらでは、神奈川県で外壁塗装を検討している方に向けて、ウレタン塗料が向いているケースについて、詳しくご紹介いたします。

◇ウレタン塗料が向いているケース

ウレタン塗料はアクリル塗料に次いで価格が安いため、1度にかかる費用をできる限り抑えたいといった場合には非常におすすめです。また、ウレタン塗料は密着性が高く、防水性に優れているため、ベランダやバルコニー、屋上などの防水工事をご検討中の場合にもおすすめできます。

しかし、耐久性には不安が残るため、定期的に塗り替えを行う必要があることを決して忘れてはなりません。

◇長期間の場合はシリコン塗料がおすすめ

長期的に使用する予定の住宅の場合、ウレタン塗料よりは費用がかかるものの、ラジカル塗料、フッ素塗料、無機塗料よりは安価なシリコン塗料をおすすめします。

シリコン塗料の耐久性は10〜15年ほどとされており、ラジカル塗料、フッ素塗料、無機塗料よりは劣るものの、ウレタン塗料よりは優れた耐久性を期待できるためです。なお、塗料にこだわりがないのであれば、シリコン塗料を選択するとよいでしょう。

ウレタン塗装とは主にウレタン系樹脂を含む塗料を用いる外壁塗装方法で、耐化学性があり、床や外壁など幅広い場所で使用されます。ウレタン塗料にはつや消しとつやありの2つのタイプがあり、それぞれ仕上がりが異なるため、適したものを選びましょう。

ウレタン塗料は価格が抑えられ、柔軟性や密着性に優れ、屋根や外壁、ベランダなど多様な場所に適しています。ただし、耐久性が低く、紫外線に弱いため、定期的なメンテナンスが必要です。長期的な耐久性が求められる場合はシリコン塗料が適しています。