外壁塗装で気になる補助金・助成金ー条件や受け取る為の注意点について解説します | 【横浜・鎌倉エリア】優良な屋根外壁塗装業者の選び方
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外壁塗装で気になる補助金・助成金ー条件や受け取る為の注意点について解説します
公開:2023.08.08 更新:2023.08.09外壁塗装は、住宅の外観を美しく保ち、耐久性を高める重要なメンテナンスですが、その費用は大きな負担となることも。そこで、補助金や助成金を利用して費用を軽減する方法が注目されています。
特に、ヒートアイランド対策用の遮熱塗料を使った外壁塗装は、省エネ効果も高く支援対象になることが多いようです。ただし、補助金の申請条件や期限には注意が必要です。
この記事では、外壁塗装にかかる一般的な費用から補助金・助成金の制度、申請に際しての注意点まで、詳しく解説しています。自宅の外壁塗装を考えている方は、専門家へ相談してみましょう。
目次
外壁塗装で補助金?一般的な費用と補助金・助成金制度について
外壁塗装には様々な費用がかかりますが、その中でも一般的な費用相場を紹介します。家の坪数や塗装面積、使用する塗料の種類によって異なりますが、20坪の家の外壁塗装では約60〜120万円が目安とされ、30坪の場合は約80〜140万円、50坪の場合は約110〜170万円が相場と考えられます。
塗料の種類によっても価格が変動します。ウレタンはリーズナブルで1㎡あたりの単価相場は約1,600〜2,500円です。シリコンやフッ素系は徐々に高くなり、無機塗料が最も高額で1㎡あたりの単価相場は約4,000〜5,500円です。無機塗料は高価ですが、汚れが付着しにくく耐久性が高いため、長期間塗り替える必要がないというメリットがあります。
一方、補助金・助成金制度については2023年4月時点で、国が外壁や屋根の塗装工事に関する補助金・助成金を設けているわけではありません。ただし、多くの市区町村で省エネ住宅改修補助金・住宅リフォーム資金助成などの制度が存在し、外壁塗装を対象としていることがあります。
具体的には、遮熱塗料での外壁や屋根塗装を対象としている自治体が多くあります。改修工事の費用を助成する制度も全国的に広く設けられています。条件を満たせば、外壁や屋根塗装などの外装工事も申請可能です。さらに、子育てや若年世帯が改修工事を実施する際には、特別な助成制度が設けられている場合もあります。
ただし、補助金・助成金制度はほとんどの場合、期限が決まっており、予算の上限に達したら早めに締め切られることが多いため、申請は早めに行うことが重要です。自分が住む自治体の制度を確認し、補助金や助成金を活用して外壁塗装を行うことで、より経済的に快適な住まいを手に入れることができるでしょう。
補助金・助成金の対象となる外壁塗装の条件とは?
外壁塗装工事には、一定の条件を満たすことで助成金や補助金の対象となるものがあります。主な種類と条件について解説します。
ヒートアイランド対策/遮熱塗料
ヒートアイランド対策用の外壁塗装は、太陽光を反射しやすい「遮熱塗料」を使用することで、屋根や外壁の温度上昇を抑える工事です。これにより、室内の温度を下げてエアコンの使用量を削減できるため、省エネ対策になります。また、遮熱塗料は太陽からの赤外線を反射して住宅を熱の影響から守る性能があり、ヒートアイランド現象を抑制する効果も期待できます。
遮熱塗料の価格は一般的なシリコン塗料よりも約2割ほど高くなりますが、遮熱効果をより引き出すためには、光を反射しやすいホワイト系の色を選ぶと良いでしょう。
東京都品川区の「エコ&バリアフリー住宅改修」の場合
東京都品川区では、「エコ&バリアフリー住宅改修」を実施することで、外壁塗装を含む改修工事に対して補助金を提供しています。ただし、この制度を初めて利用することが前提であり、複数回の利用はできません。また、着工前に予約申込を行い、一定の書類提出期限を守る必要があります。
補助金の対象となる外壁塗装工事は、区内の業者に発注しなければならず、消費税抜きで10万円以上の工事である必要があります。また、他の助成金との併用はできないため、注意が必要です。さらに、建築基準法やその他の関係法令に適合していることも条件のひとつです。
補助金や助成金の制度は自治体によって異なりますので、自分が住む地域の制度を確認し、条件を満たす外壁塗装工事を計画することで、経済的な支援を受けながら快適な住まいを実現することができるでしょう。
外壁塗装で補助金・助成金を受け取る為の注意点
外壁塗装の際に補助金や助成金の申請を行いたい場合は、以下の点に注意しましょう。
期日より早く締め切られる可能性がある
自治体が支給できる補助金や助成金の額は限られているため、希望者が多い場合には早めに締め切られることがあります。そのため、塗装業者を探し見積もりを作成してもらう際には、早めの行動が重要です。
事前申請が必要になる
補助金や助成金の申請は、原則として塗装工事を開始する前に行う必要があります。すでに工事を開始または完了している場合、申請が受け付けられないことが多いので、注意が必要です。
遮熱塗装が向かないケースもある
遮熱塗料は夏の暑さを抑える効果がありますが、冬場も太陽の光を遮ってしまい、室内が寒くなる場合があります。断熱性のある塗料であれば、夏の暑さから建物を守りつつ、冬の室内温度も保てます。補助金・助成金の対象になる塗料を選ぶ際には、気候条件や建物の性質を考慮しましょう。
税金の滞納を確認しておく
補助金を申請する際には、世帯主および世帯全員が税金の滞納がないかを確認しておく必要があります。税金の滞納があると補助金の受給ができない場合がありますので、申請前に支払いを済ませるようにしましょう。
指定業者を選ぶ
自治体によっては補助金の対象となる施工業者を指定している場合があります。補助金を受けるためには、自治体が指定する業者の中から選ぶ必要があります。契約を結ぶ前に、業者に確認し、指定を受けているかを確認しましょう。
見取図や平面図の提出が必要な場合がある
一部の補助金や助成金の申請には、見取図や平面図の提出が必要なことがあります。申請に際しては必要書類をきちんと揃えておくことが重要です。
これらの注意点に留意しながら、補助金や助成金の申請手続きを進めることで、外壁塗装の費用を抑えることができる可能性があります。自治体の制度や条件をよく把握し、助成金を上手に活用して快適な住まいを実現しましょう。
外壁塗装にかかる費用は、家の大きさや塗装面積、使用する塗料の種類によって異なります。また、塗料の種類によっても価格が変動し、ウレタン塗料がリーズナブルで、シリコンやフッ素系が次に高く、無機塗料が最も高額となります。
補助金や助成金を利用することで、外壁塗装の費用を抑えることができる場合があります。多くの市区町村で省エネ住宅改修補助金や住宅リフォーム資金助成などの制度があり、特に遮熱塗料での外壁塗装が対象となる自治体が多いです。さらに、子育て世帯や若年世帯向けに改修工事に対して助成制度を設けている場合もあります。
ただし、補助金や助成金を受け取るためにはいくつかの注意点があります。まず、期日より早く締め切られる可能性があるため、早めに塗装業者を探し見積もりを取ることが重要です。また、事前申請が必要な場合があり、工事を開始する前に申請を行う必要があります。
外壁塗装の補助金・助成金については、自治体ごとに異なる制度や条件があります。専門家に相談することで、自分の住まいに適した補助金や助成金を見つけることができるでしょう。ぜひ、専門家のアドバイスを受けながら、快適な住環境を実現するための外壁塗装計画を進めてください。